日曜日まで北海道博物館でやってる、「北海道のお葬式」っていう特別展が、実はすごく興味深かった。
アイヌ式の弔いと、同時期の和人の葬式を並列に紹介した展示です。
「弔い」と「葬式」って敢えて言い方を変えてみました。
本当に、同じ頃同じ北海道であったと思えないくらい、なんかやってる事が違う。
比べるだけでも充分面白くて、勉強になった。
どちらも死者を送る儀式には違いない。
しかし和人の葬式が既に、現在とほぼほぼ変わらないほどシステマチックに構築されててビックリした。
アイヌは書き文字を持たないので、お葬式の様子もほとんど「使われなかった葬送用品」から伺い知ることになる。
一方の和人は何から何まで書いてあって(汗)、会葬の記録も事細かに残っている。
何ていうか、ビジネスの場の和人は強かっただろうな、と思う。
明治よりもっと以前から、アイヌと和人は北海道で暮らしていた。
今って「アイヌ」対「和人」みたいな構図を想像しがちですが、お互い個々ではなく、一つの街で一つの暮らしを形作っていた、そういう地域の記録が、実はあるらしい。
北海道博物館でも、それに当たる年代の展示はあんまり無い。
どうしてそういうのも、ちゃんと紹介しないのかなあと思います。
