サンド伊達ちゃんがコロッケを食べ歩く番組を見て思い出した、旅の思い出があった。
旅のスケジュールは東京でゴカム展とスワローズ戦と、いつか見たいと熱望していたボテロの展覧会が重なった最高のメニューだった。
イベントの合間に文京区の下町を巡ろうと思った。
スマホを見ると有名なお酒屋さんがあるという事で、ナビをみながら歩いて出かけた。
札幌で生まれて育った私はだいたい道路は碁盤の目になってると思い込んでいるし、地図で交差してる道は地面レベルで交差しているとしか考えない。
実際は上から見ると交差しているように見えるだけで、その道は坂道の上と下の3D交差だった。
この街は、坂道だらけの街だったのだ。
この角曲がったらすぐそこだなーと思っても、実際は角じゃなく坂道の下だったり、途中に私有地が挟まってたりで2D感覚では歩くことができない。
そういうのは一つや二つじゃなくて、抜ける通路も見つけられず私は、狭い住宅街を不審者のようにぐるぐる回っていた。
多分お酒屋さんはもう、見つけられない。
これ以上迷ったら、宿に戻ることすら怪しいかもしれない。
私は悲しい気持ちで諦めて、宿へ戻る道すがらの商店街へと入って行った。
しかしここも坂か・・と思って見上げた街灯に、通りの名前が下がっている。
「きくさかどおり」
私はこの日の午後、ゴカム展の予約をとっている。
瞬時に
「ああ、菊田さんが私をここで待っててくれた」と、思った。
(マジです)
この通りの予備知識は、何一つ無い。
目に入った幟に吸い寄せられた。
「菊坂コロッケ」
私はこの時、何を買ったんだろう。
二つ商品を購入し、その場で一つを夢中で食べた。
宿に辿り着いたお昼前に撮った、もう一つのコロッケの写真が今確認したら残っていた。
断面を見るとクリームコロッケのようなのだが、ネットで調べても「菊坂コロッケ」にクリーム版があるという情報は無い。
宿に戻る途中でおにぎりと、北海道ではほとんど売っていない「木次牛乳」をゲットした。
それプラスおいしいコロッケを口にしながら
「菊田さんありがとう」
と私は、これから出かけるゴカム展への夢を100倍くらいに膨らましたのだ。
そして更に今見てビックリしたのは、そのお店の名前は「菊坂コロッケ」ではなく「肉のまるや」だったって事だった。
・・・今書いてて思ったけど、この記事noteに転載して大丈夫な記事かしら。
なんか、ほんとに懐かしいなあ。
こういうことがあるから、方向音痴ってやめられないんだよね(えっ何それ??)
