エドガイくんの作った贋作は、本物とおそらく違う方法で作られている。
それで、本物と見分けることができる。
だけど、区別をつける目的は「本物を凌駕したいから」じゃなかったと思う。
エドガイくんは、アーティストである前に職人であると思う。
職人は、オーダー通りのものを作るのが使命であって、自分の個性を出す理由は無い。
こだわりがあるとすれば、それはクライアントを思い遣って作る、プロの工夫だと思う。
同じなめし方で本物そっくりに作ることはできる。
だけど、中尉にさえ見分けがつかなくなったら困る。
彼は最初から、どうやったら区別がつくか分かって作っていた。
それはただただ鶴見中尉に迷惑をかけたくない、満足してもらいたい。
こだわりがあったとすれば、その一心から来るものだったんじゃないか、と思っている。
「本物を凌駕したい、だからなめし方にもこだわりがあったのかも・・」
・・という結論は、いかにもアーティストと、モノ作りをした事が無い人、が、弾き出す推論だな。
と、274話を読んでいて思いました。
