Stories

夢小説

 

  • さよなら美しきひと

    地元の総合大学では、いつも誰かしら職員を募集していた。研究助手として採用されたわたしが配属されたのは、ある動植物の関連研究室だった。多分それほど大きくはない部屋の壁は、一面書棚で埋め尽くされていた。動植物研究というからには何かおどろおどろし…

  • 恋に落ちた日のこと

    行きつけのバーに行くと、いつも一人でチビチビ飲んでいるおじさん。私は付き合ってる彼氏とうまくいってなくて、いつもおじさんに話を聞いてもらってた。というか、もう身の下話までぶっちゃけてワーワー喋ってた。おじさんの「へーそうなの」「大変だねー」…

 

  • また、輝くだろう

    僕が月島と再会したのは2012年、地元のBCリーグ戦が終盤を迎える頃だった。いや正確には再会ではなく、その時は、僕が一方的に見つけただけだった。僕のふたつ後輩で、1年生ながらさっさと正捕手の座を手にしたあの月島は、下の名前を変えていた。ただ…

月島が、プロ野球選手になりました。
それまでの彼の半生と高校時代の同級生「ちよ」との再会を、野球部の先輩だった「主将」が語っています。